ConoHa AI Canvasとは?料金体系の概要

ConoHa AI Canvasを使っている様子

ConoHa AI Canvasは、GMOインターネットグループが提供するクラウド型AI画像生成サービスです。自分のPCにGPUがなくても、ブラウザだけでStable Diffusionを使った高品質な画像生成が可能になります。

最大の特徴は、「AUTOMATIC1111」や「ComfyUI」といった人気WebUIをクラウド上で動かせること。ローカル環境の構築が不要なため、初心者でもすぐにAI画像生成を始められます。

料金体系は他のAI画像生成ツールとは少し異なり、「月額基本料金 + WebUI利用時間に応じた従量課金」の組み合わせです。この仕組みを理解しておかないと、想定外の請求が発生することもあるため、しっかり解説していきます。

関連記事として、ConoHa AI Canvasの評判・レビューConoHa AI Canvasの使い方ガイドも合わせてご覧ください。

料金プラン一覧(エントリー・スタンダード・アドバンス)

ConoHa AI Canvasには3つの料金プランがあります。違いは主に「月額基本料金」「WebUI無料時間」「ストレージ容量」の3点です。

項目エントリースタンダードアドバンス
月額基本料金1,100円4,378円9,878円
WebUI無料時間10時間/月50時間/月100時間/月
ストレージ30GB100GB500GB
超過料金6.6円/分6.6円/分6.6円/分
AUTOMATIC1111利用可利用可利用可
ComfyUI利用可利用可利用可
LoRA学習(Kohya SS)不可利用可利用可
画像生成枚数無制限無制限無制限

すべてのプランで画像生成枚数に上限はありません。課金は「WebUIを起動している時間」に基づくため、生成速度が速いほど同じ時間でより多くの画像を作れます。

なお、すべての料金は税込価格です。

「無料枠」の正体 ― WebUI無料時間の仕組み

「ConoHa AI Canvas 無料」で検索してこの記事にたどり着いた方も多いかもしれません。結論から言うと、完全無料のフリープランは存在しません

ただし、各プランに含まれる「WebUI無料時間」が実質的な無料枠として機能しています。

WebUI無料時間とは?

  • 各プランの月額基本料金に含まれるWebUI利用時間のこと
  • エントリーなら月10時間、スタンダードなら月50時間、アドバンスなら月100時間
  • この時間内であれば追加料金なしで画像を何枚でも生成できる
  • 毎月1日にリセットされ、翌月への繰り越しは不可
  • 超過した場合のみ1分あたり6.6円の従量課金が発生

ここで重要なのは、課金対象が「画像の枚数」ではなく「WebUIの起動時間」だという点です。つまり、画像を生成していなくてもWebUIを開いたまま放置していると無料時間が消費されます。

必ずWebUIを使い終わったら停止する習慣をつけましょう。これだけで無駄な課金を防げます。

AI画像生成の選択肢を広く知りたい方は、AI画像生成ツール比較まとめも参考にしてください。

有料プラン詳細と選び方

3つのプランそれぞれに向いているユーザー像を整理しました。

エントリープラン(月額1,100円)― 初心者・お試し向け

AI画像生成を初めて試す方や、月に数十枚程度の画像を生成する方に最適です。月10時間のWebUI無料時間があれば、1枚あたり30秒〜1分として月600〜1,200枚程度の画像が生成可能です(モデルや設定によって変動)。

ストレージは30GBですが、生成画像の保存には十分。カスタムモデルを大量にアップロードしない限り不足することはないでしょう。LoRA学習はできませんが、既存のLoRAモデルを読み込んで使うことは可能です。

スタンダードプラン(月額4,378円)― 本格利用向け

AI画像生成を副業や作品制作に活用したい方におすすめです。月50時間の無料枠は、1日あたり約1.6時間使える計算。毎日コンスタントに画像生成する方でも余裕があります。

このプランからLoRA学習(Kohya SS)が利用可能になるのが大きなポイント。自分だけのオリジナルモデルを作成して、特定の画風やキャラクターを再現できます。ストレージも100GBに増えるため、複数のカスタムモデルを保存できます。

アドバンスプラン(月額9,878円)― ヘビーユーザー・プロ向け

AI画像生成をビジネスとして本格的に活用する方向けです。月100時間の無料枠は、1日あたり約3.3時間。大量のバッチ処理やLoRA学習を頻繁に行うプロクリエイターに適しています。

500GBのストレージがあれば、多数のモデル・LoRA・生成画像を余裕を持って管理できます。

プラン選びの結論

  • まず試したい・趣味レベル → エントリー(1,100円/月)
  • 副業・定期的に使う・LoRA学習したい → スタンダード(4,378円/月)
  • 毎日大量生成・プロ利用 → アドバンス(9,878円/月)

AI画像生成で副収入を得たい方は、AIを使った副業ガイドも合わせてチェックしてみてください。

まずはエントリープランで始めてみる

月額1,100円・WebUI無料時間10時間付き。プラン変更はいつでも可能なので、まず最安プランで試すのがおすすめです。

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料金シミュレーション ― 実際いくらかかる?

「結局月にいくらかかるの?」という疑問に答えるため、利用パターン別にシミュレーションしてみました。

利用パターンプラン月額基本料超過料金合計
週末だけ2時間ずつ(月8時間)エントリー1,100円0円1,100円
ほぼ毎日30分ずつ(月15時間)エントリー1,100円1,980円3,080円
ほぼ毎日30分ずつ(月15時間)スタンダード4,378円0円4,378円
毎日1時間(月30時間)スタンダード4,378円0円4,378円
毎日2時間(月60時間)スタンダード4,378円3,960円8,338円
毎日2時間(月60時間)アドバンス9,878円0円9,878円
毎日3時間(月90時間)アドバンス9,878円0円9,878円

ポイントは、無料時間を超えそうなら上位プランにした方が安くなる場合があることです。例えば月15時間使うなら、エントリー(3,080円)よりスタンダード(4,378円)の方が高いですが、月20時間を超えるとスタンダードの方が割安になります。

実際に使ってみて、月の利用時間が10時間を超えるようなら早めにスタンダードへの変更を検討しましょう。

他ツール料金比較(Midjourney/DALL-E/Adobe Firefly)

ConoHa AI Canvasと主要なAI画像生成ツールの料金を比較してみました。それぞれ料金体系が異なるため、月額費用と特徴を並べて整理します。

ツール最安プラン月額料金課金方式主な特徴
ConoHa AI Canvasエントリー1,100円〜基本料金 + 時間従量Stable Diffusion / カスタムモデル対応 / 日本語サポート
MidjourneyBasic約1,500円($10)月額固定 + GPU時間プロンプトだけで高品質 / Discord連携 / Web版あり
DALL-E(ChatGPT)ChatGPT Plus約3,000円($20)ChatGPT月額に含むChatGPTと統合 / 日本語プロンプト対応 / テキスト描画が得意
Adobe FireflyStandard約1,500円($9.99)月額固定 + クレジット制商用利用の安心感 / Adobe製品と連携 / IP補償付き
Stable Diffusion(ローカル)0円(電気代のみ)無料(GPU必須)完全無料 / 高スペックPC必要 / セットアップが複雑

各ツールの料金を深掘り比較

MidjourneyはBasicプラン月額$10(約1,500円)から。200分のFast GPU時間が含まれ、プロンプトを入力するだけで驚くほど高品質な画像が生成されます。ただしカスタムモデルやLoRAは使えないため、自由度ではConoHa AI Canvasに軍配が上がります。詳しくはMidjourneyレビューをご覧ください。

DALL-E(ChatGPT経由)はChatGPT Plusの月額$20(約3,000円)に含まれています。2026年4月にリリースされたgpt-image-2により日本語テキストの描画精度が飛躍的に向上。画像生成だけでなくChatGPTの全機能が使えるため、トータルのコスパは悪くありません。無料で使えるAIツールまとめでも紹介しています。

Adobe FireflyはStandardプラン月額$9.99(約1,500円)から。2026年の改定で標準画像生成が無制限になり、コスパが大幅に改善されました。最大の強みはIP補償(知的財産権の補償)がついていること。商用利用で法的リスクを避けたい方には最適です。Adobe Fireflyレビューで詳しく解説しています。

ローカルStable Diffusionは無料ですが、NVIDIA RTX 3060以上(VRAM 12GB〜)のGPUが必要。GPU単体で5万円以上するため、初期投資なしで始められるConoHa AI Canvasの方がハードルは低いと言えます。Stable Diffusion入門ガイドで環境構築の方法を解説しています。

どのツールを選ぶべき?

  • カスタマイズ性重視 × GPU不要 → ConoHa AI Canvas
  • 手軽さ × 高品質重視 → Midjourney
  • ChatGPTも使いたい → DALL-E(ChatGPT Plus)
  • 商用利用 × 法的安全性重視 → Adobe Firefly
  • コスト最優先 × 高スペックPC所有 → ローカルStable Diffusion

コスパ体験談 ― 各プランを実際に使ってみた

エントリープランで1ヶ月使ってみた

まず最安のエントリープラン(月額1,100円)からスタート。AI画像生成は初めてだったので、Stable Diffusionの基本的な使い方を覚えながら、週末に2〜3時間ずつ触っていました。

結果、月の利用時間は約8時間。無料枠の10時間以内に収まったので、支払いは基本料金の1,100円だけで済みました。この1ヶ月で約300枚の画像を生成。1枚あたり約3.7円という計算になります。

ただし一つ失敗が。WebUIを閉じ忘れて30分ほど放置してしまったことがありました。幸い無料枠内だったので追加料金は発生しませんでしたが、使わないときは必ずWebUIを停止することの重要性を痛感しました。

スタンダードプランにアップグレード

2ヶ月目にLoRA学習を試したくなり、スタンダードプラン(月額4,378円)にアップグレード。LoRA学習(Kohya SS)が使えるようになったのが一番の変化です。

自分のイラストをLoRA学習させてオリジナルの画風モデルを作成。学習に約2時間、その後のテスト生成に3時間ほど。通常の画像生成と合わせて月の利用時間は約25時間。50時間の無料枠に余裕を持って収まりました。

ストレージも100GBに増えたことで、複数のカスタムモデル(それぞれ2〜7GB)を気軽にアップロードできるようになりました。エントリーの30GBだと3〜4モデルで一杯になりますが、100GBなら10モデル以上保存可能です。

アドバンスプランは必要だったか?

正直に言うと、個人利用の範囲ではアドバンスプランまでは必要ありませんでした。月100時間を使い切るには、毎日3時間以上コンスタントに使う必要があります。

ただし、大量のLoRA学習を並行して行う方や、ビジネスとして画像素材を量産する方には、500GBのストレージと100時間の無料枠は魅力的でしょう。

お得に始めるコツ・節約術

ConoHa AI Canvasをできるだけ安く使うためのコツを、実体験からまとめました。

1. まずエントリープランで始める

いきなりスタンダードやアドバンスを選ぶ必要はありません。プラン変更はいつでも可能なので、まずエントリー(月額1,100円)で始めて、足りなくなったらアップグレードするのが賢い選択です。

2. WebUIの閉じ忘れに注意

これが最も重要な節約ポイント。WebUIを起動したまま放置すると、その間も無料時間が消費されます。最悪の場合、無料枠を超えて従量課金が発生します。「使い終わったら即停止」を徹底しましょう。

3. 生成設定を最適化する

Stepsの数値を必要以上に上げない、不要なアップスケールを避けるなど、1枚あたりの生成時間を短くすることで、同じ無料時間内でより多くの画像を生成できます。

4. キャンペーンを活用する

ConoHaでは定期的に割引キャンペーンを実施しています。申し込み前に公式サイトで最新のキャンペーン情報をチェックしましょう。

5. 超過しそうなら上位プランへ

エントリーの無料枠(10時間)を超えそうなら、早めにスタンダードへの変更を検討。超過料金6.6円/分 × 60分 = 396円/時間なので、10時間を超えて約8.3時間超過すると、スタンダードの基本料金(4,378円)とほぼ同額になります。

よくある質問(FAQ)

ConoHa AI Canvasに無料プランはありますか?
完全無料のフリープランはありません。ただし、各有料プランにWebUI無料時間が含まれており、エントリープランなら月10時間分が基本料金(月額1,100円)に含まれています。
最安プランはいくらですか?
最安はエントリープランの月額1,100円(税込)です。ストレージ30GBとWebUI無料時間10時間が含まれます。
WebUI無料時間を超過するとどうなりますか?
1分あたり6.6円(税込)の従量課金が自動で発生します。WebUIを閉じ忘れると課金され続けるため、使わないときは必ず停止しましょう。
画像の生成枚数に制限はありますか?
画像の生成枚数に上限はありません。課金はWebUIの起動時間ベースなので、無料時間内であれば何枚でも生成可能です。
MidjourneyとConoHa AI Canvasはどちらがコスパが良いですか?
手軽さ重視ならMidjourney(月額$10〜)、カスタマイズ性やLoRA学習を活かしたいならConoHa AI Canvas(月額1,100円〜)がおすすめです。少量利用ならConoHa AI Canvasの方がコスパは良好です。
LoRA学習機能はどのプランから使えますか?
LoRA学習(Kohya SS)はスタンダードプラン(月額4,378円)以上で利用可能です。エントリープランでは既存LoRAの利用は可能ですが、学習はできません。
プラン変更はいつでもできますか?
はい、いつでもプラン変更が可能です。月の途中で変更した場合は日割り計算が適用されます。まずエントリーで始めて、必要に応じてアップグレードするのがおすすめです。
商用利用はできますか?
ConoHa AI Canvas自体は商用利用を制限していませんが、使用するStable Diffusionモデルのライセンスに従う必要があります。商用利用する場合は各モデルのライセンスを個別に確認してください。
解約後もデータは残りますか?
解約後はストレージ内のデータ(生成画像・アップロードしたモデル等)は削除されます。解約前に必要なデータは必ずダウンロードしておきましょう。
一番お得に始める方法は?
まずエントリープラン(月額1,100円)で始めるのが最もお得です。ConoHaでは定期的にキャンペーンも実施しているので、公式サイトで最新情報をチェックしてから申し込みましょう。

まとめ ― あなたに最適なプランは?

ConoHa AI Canvasは、GPU不要でStable Diffusionが使えるクラウドサービスとして、初心者からプロまで幅広く利用されています。料金体系を改めて整理すると以下のとおりです。

料金プラン早見表

  • エントリー(月額1,100円): 初心者・お試し向け。月10時間の無料枠で十分試せる
  • スタンダード(月額4,378円): 本格利用・LoRA学習したい方向け。月50時間で安心
  • アドバンス(月額9,878円): ヘビーユーザー・プロ向け。月100時間 + 500GBストレージ

筆者の体験から言えば、まずはエントリープランで始めて、必要に応じてアップグレードするのが最も賢い選択です。いきなり上位プランを選んで無料枠を余らせるのはもったいないですからね。

他のAI画像生成ツールと比べると、Midjourneyほどの手軽さはないものの、Stable Diffusionのカスタマイズ性をクラウドで手軽に享受できるのはConoHa AI Canvasならではの強み。特にLoRA学習まで視野に入れている方には、ローカル環境を構築するよりはるかに手軽でおすすめです。

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